(9)シルック小紋&ひなやの袋帯
着物:シルック小紋「桜柄」
地色は地味ですが、少し大きめの桜が大胆ですね。合わせる帯や小物で、表情を変えられます。衿元を華やかにする為に、重ね衿で遊んでみました。重ね衿のピンクは落ち着いたお色ですので、派手になることなく上品にまとまります。
裾回し(八掛)は小桜柄で、お洒落を楽しんでいます。桜の季節が待ち遠しい小紋です。
長襦袢:シルック綸子「桜柄」
長襦袢も桜柄にしてみました。見せるものではない長襦袢ですが、季節の楽しみ・お洒落を取り入れると、素敵だと思います。
帯:「ひなや」波筬(なみおさ)袋帯
横糸は一直線に織るのではなく 波が打ったように織入れる技法。工房ひなや商品解説では、下記のように書かれています。
組織は綴をベースにし、太鼓部分は、波状の筬(おさ)を左右に移動させながら織ることにより、波の動きを表現し、さらに緯糸のボカシを加えることで、より立体的なものにしている。琳派の始祖のひとり俵屋宗達が松島図などで好んで描いたモチーフとされる波の絵を、帯の紋様に取り入れたものがこの帯である。
この帯は10数年位前、帯の展示会へ仕事で見に行った時に、ひと目惚れした袋帯です。今も昔も、変わった洒落帯が大好きです。 この波筬の袋帯は手先が30cm程長く、切ってしまうのはもったいないと思い、そのまま使用していましたが、やはり使いづらくて 3年程前に丁度いい長さに切りました。主に春・秋に使用しています♪
合わせる着物の色を問いませんので、とても出番の多い袋帯です。この江戸小紋に上品にまとめてみました。薄っすらとボカシが入っている帯です。
衿:バイアス半衿(白色)
私のお気に入りの 東レバイアス半衿 です。見た目には普通と変わりなく見えますが、生地がバイアス状になっています。ですから、内側のカーブの縫い付けがとても綺麗に仕上がります。抜けている衣紋から 内側の衿付のシワって 結構 目立つものです。この半衿は生地が伸びます。内側衿付の時に 少し引っ張ってシワにならないように仕上げられるのです。とても綺麗ですので、おすすめします。
衿の中には、衿芯 を通します。価格は1本 100円からあり、長さや厚さ材質が違ってきます。私は薄めのものを使っています。くりのあるものなど種類も豊富ですので、お好みでどうぞ。
重ね衿・帯揚・帯締
二色染の重ね衿
ピンクとグリーンの二色を使った重ね衿です。好みでどちらのお色も楽しめます。半分に折った位置では、色合いが微妙なボカシになっていて、とても上品です。ふくれ織になっていますので、普通の重ね衿とは違った衿元になります。
撫松庵の帯揚
金茶とエンジの二色染め。私の手持ちの着物にはとても合わせやすいので、もう 10数年愛用しています。長いでしょう。まだまだ 使って参ります。♪
オレンジ色の平組の帯締
金糸も入っていますので、豪華に見えます。左側部分には、グリーンのボカシになっています。上の写真は表、下の写真は裏部分です。
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