お着付け依頼
着付けを依頼して頂くことは、大変にありがたく嬉しいことです。
ご希望通りの着上がりになりますよう、
またその日一日快適に お過ごし頂くことが出来ますよう、
精一杯のお着付けをさせて頂きます。
その為にも何点か、着付け師よりお願いしなければならないことがありますね。初めてお着物をお召しになる方は、不安も大きいことでしょう。和装小物などは特に何をどのくらい用意したら良いのか分からないこともあると思います。人によって必要とする小物が違ってきますから、呉服屋さんの言うことと、ご近所のお着物をよくお召しになられている方と、美容院のスタッフの方とでは、それぞれに違うことでしょう。最低限、必要な持ち物を含め お伝えしたいですね。
着付け依頼をされる方へのお願い事項です。着付け師の方、着付け依頼をされる方に共通していることですので、ご自分の立場でお読みくださいませ。
着付け時の体調不良
お着付けの当日、体調が悪かったり お身体に痛みなどある時には、必ず伝えて頂きたいと思います。着上がりに不都合がないようにする為にも、お着付けに入る前に知っておきたいことです。そうでない限り配慮できませんので普通の着付けとなってしまいます。
※着付師は着付に入る前に確認することが可能であれば、お客様に伺えるといいですね。
着付けにはタオルが必要です
タオルは補整の為だけではなく、汗取りの為にも必要です。きものを着ると必ず汗をかきます。タオルを巻くことによって、長襦袢・着物に汗が移るのを抑えられます。薄手のタオルを2~3枚は必ず持参しましょう。
※必ず薄手のタオルをご用意くださいね。
厚みのあるタオルは使用できないことが多々あります。お召しの方の体形によっては補整がたっぷり必要とご判断つく方の場合、薄手のタオルの枚数を多くご用意ください。
着付け小物は着付師が選びます
紐などの着付け小物を沢山お持ちでしたら、あるものは全てご持参くださいませ。モスリンの紐が最適なのですが、他にも綿紐やポリエステル紐、かわいい柄の紐や帯揚げ状態になっている紐、紐の中に芯が入っているものなどがありますね。
お客様がご自身で選ぶときは、お手持ちの中の見栄えの良いものとなるでしょう。しかし、見栄えの良いものが 着付けの時に最適な紐になるとは限りません。モスリンの紐は虫食いや変色で「恥ずかしい」と思われるかもしれませんが、私は一切気にしたことはありません。どんな状態でも、結ぶことが出来る紐(モスリン)でしたら それでよろしいと思っています。むしろ滑りやすい紐や長さの足りない紐より、虫食いがあってもモスリンの方がありがたいです♪ですから、沢山お持ちの方は全てご持参して頂きたいのです。着付け師に選ばせてくださいませ。
※紐の状態がよくない場合、アイロンをかけて頂けますと着付しやすくなります。
半衿の確認は必ずお願い致します
もし半衿が長襦袢に縫い付けていなければ、そのまま半衿をお持ちください。着付け前に着付け師がつけさせて頂きます。その場合、半衿をつける時間5分~10分程度余裕を持って着付け開始時間をお決めください。針や糸は不要です。
※着付師によって半衿の縫い付け料金は様々です。事前にご確認ください。
忘れ物にご注意ください
着物・長襦袢・帯・帯揚・帯締・バッグ・草履は、お忘れのないよう充分にご確認、ご注意くださいませ。これらのお忘れ物は、着付け師にもどうすることも出来ません。家を出る前にもう一度確認をしてみてくださいね。
※肌着のお忘れの場合、肌着をつけない着付けとなりますが着上がり影響はありません。
必要な着付小物
- 肌襦袢
- 裾よけ
- 足袋
- 和装ブラジャー
- モスリンの腰紐 4本~5本(体型や持ち物により調整)
- 伊達締め 2本
- コーリンベルト 1~2本(なくても大丈夫です)
- 衿芯
- 帯板
- 薄手のタオル 3本~5本(体型により調整)
- 帯枕・枕を包むガーゼ
※和装ブラジャーは、着用された方が美しい胸元、衿元に仕上がりますが、ほとんどの方はお持ちでないでしょう。スポーツブラや体にぴったりのランニングなどがございましたら、お持ちくださいませ。
※肌着や着付け小物をクリーニングに出された方は、袋から出しクリーニング店のタグや縫い糸を外してお持ちください。
小物の説明等は下記の表より ご覧くださいませ。
必要な和装小物
- 着物 しつけ糸は取っておきましょう。
- 長襦袢+半衿 長襦袢に半衿は付いていますか?
- 帯 一度広げてみましょう。
- 帯揚 迷ったら、あるものをお持ちください。
- 帯締 迷ったら、あるものをお持ちください。
- バッグ 必要なものは入れておきましょう。
- 草履 意外と忘れてしまいますので確認しましょう。
小物の説明等は下記の表より ご覧くださいませ。